重症心身障害児(者)施設 秋津療育園の事業 |
昭和33年、初代理事長草野熊吉がキリスト教の信仰に拠って、
当時あらゆる福祉の谷間に置かれた重症児のために楽園の建設を願い、
同志の協力を得て当施設を開設しました。
その後9年間、数多くの善意の方がたの支援、後援会の協力等をいただき、
運営してきましたが、昭和42年の児童福祉法の改正により、重症心身障害児施設として
法のバックアップを得ることになりました。
平成に入り新しい建物が完成し、現在の施設となりました。
当園の理念 〜 障害児・者の生命と生活を守り、心身の成長・発達を援助し、
その維持に努め、社会とのつながりを保ち、
豊かな人生を実現するために努力します。
重症心身障害児とは | ||
* 「重症心身障害児」という用語や概念は我が国独自のもので、医学的というよりはむしろ、 社会福祉的要請に基づき使用されています。 |
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重症心身障害児の状況 | ||
☆ 重度の肢体不自由および重度の知的障害が重複し、このため歩行や手の機能などの自立が困難であり、言語理解や会話、食事、排泄、更衣、清潔保持などの日常生活動作の大部分に介護を必要としている。 ☆ 医学面では、けいれんや肺炎、発熱などを繰り返す、あるいは経口食事摂取が難しいなど生命の危険が 大きく、健康の自己管理ができない状態であり、医療管理や日常生活の介護、保護を常に必要としている。 ☆ 主病は中枢神経(脳・脊髄)の疾患で、肢体不自由と知的障害の重複だけでなく他の疾病を併せ持ち、個人差が大きい。現状では障害を治すことが極めて困難である。 ☆ 体調や要求などの表現、理解が容易でなく、介護方法が難しい。 |
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年齢が18歳以上になっても、重症心身障害があれば、児童福祉法に基づき、施設に入所することができます。 | ||
○ 施設の事業内容 | ||||
契約入所 定員 175人 | ||||
入園して療育することが必要な重症児(者)を保護者(後見人)との契約により受け入れます。 | ||||
短期入所 定員 1人 医療入院 定員 2人 |
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保護者の病気やその他の事情で家庭での介護ができなくなったときに、短期間受け入れます。 | ||||
通園センター 定員 10人 | ||||
在宅の重症児(者)を対象として東京都の委託により、治療訓練、日常生活訓練などを行っています。 | ||||
施設内訪問学級 対象児: 6歳〜20歳位の学齢児 | ||||
都立小平特別支援学校からの教員派遣による施設内学級です。 小学部、中学部、高等部。学習活動 |
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地域支援 | ||||
研修生の受け入れ、研修 障害児(者)バリアフリー事業(IT) など |
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託児所 定員 30人 | ||||
職員と地域住民の乳幼児(障害児も含む。)を受託する施設内保育所です。 | ||||
当面および今後に向けての課題 | ||||
1.成人化(高齢化)に伴う療育内容の変化対応 生活習慣病対策、家族関係、親死亡後の対応 など 2.超重症児、周辺児への処遇 施設内分類配属の対応、他機関との協力・調整 など 3.地域社会との間の理解と協力 重症児の実情への理解、施設の地域への開放(通園、緊急一時介護など)、防災協力 など 4.職員の確保と養成 5.制度改革、法令改正に伴う対応 措置から契約へ(障害者自立支援法制定、支援費導入、自己負担) 施設サービスの第三者評価 など |
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○ ご理解とご支援のお願い | ||||
☆ | 入園者の平均年齢は40歳を超え、家庭や社会への復帰が困難で生涯施設で生活します。 入園者のうち9割の人は常時おむつを使用しています。おむつへの排泄物により健康をチェックするため、 布製おむつを使用し、紙おむつは使用していません。このため、1日に8回以上のおむつ交換で、1日約1万2000枚を使用しています。 |
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つきましては、次のご支援、ご協力をお願いします。 | ||||
* おむつをたたみ、衣類を補修するなどの作業に従事してくださるボランティアの人を歓迎します。 * おむつが足りません。おむつ、またはおむつ用白布の寄贈をお願いします。 * 生涯施設内で生活しますので、日用品(石けん類、タオル類、紙類など)の寄贈をお願いします。 |
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上記の費用に充てるためにも、金銭のご寄付はありがたいです。 |
○ ご連絡、お問い合わせは、下記へどうぞ
社会福祉法人 天童会 秋津療育園 |
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〒189−0002 東京都東村山市青葉町3−31−1 TEL:042−391−1377 FAX:042−392−5422 |
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http://www.tendoukai.net/ |
(100605更新)