日本聾話学校の事業
「愛はいつまでも絶えることなし」
(コリント書 T・13・8)
日本聾話学校は、1920(大正9)年、米国人の神学博士A.K.ライシャワ夫妻、
福音教会宣教師L.F.クレーマ女史により、東京牛込福音教会会堂で開校しました。
1923(大正12)年、東京府から聾話学校として認可され、1926(大正15)年に世田谷区上北沢に校舎を移転しました。
1951(昭和26)年、学校法人に組織変更し、1968(昭和43)年に現在の町田市野津田町に校舎を新築移転しました。
日本で唯一の聴覚主導で教育する私立の聾学校です。
教育目標
本校は、キリスト教精神に基づいた聴覚主導の人間教育を行い、
自らの能力や個性を十分に生かし、自立して社会に役立つ人を育てます。
教育方針
1. | キリスト教精神 |
キリスト教精神に基づく一人一人を大切にする教育を行い、宗教教育を通して豊かな人間形成を目指します。 | |
2. | 聴覚主導の人間教育 |
乳幼児から中学卒業まで一貫して聴覚主導の人間教育を行います。ことばの獲得に最も大切な乳幼児期から最適に調整された補聴器や人工内耳を使って、残された聴力を最大限に生かして教育します。聴覚を通し日々の生きたことばのやり取りを積み重ねることにより、単にことばだけではなく、子どものより良い全体的な成長発達を促します。 | |
3. | 早期教育 |
聴覚に障害を持って生まれた幼児は、音声言語の獲得が困難になります。聴覚を通して豊かなことばを身につけ、人格を形成していくためには、障害を早く発見し、早期に教育を始めることが非常に大切です。 | |
児童発達支援センター(主に難聴)ライシャワ・クレーマ学園 | |
わが国では現在3歳未満の聴覚障害幼児教育は法的に認められないため、1977(昭和52)年に児童福祉法による難聴幼児通園施設を開設し、乳幼児教育を行っています。 |
○ ライシャワ・クレーマ学園 | |||
対象は、0歳から就学前の子どもです。 | |||
両親の子育てを援助し、楽しく明るい家庭生活が築けるよう工夫しています。 補聴器や人工内耳を付けて、子どもの「ことば」と「こころ」の基礎が育つように教育しています。 親子が、日常生活の中で、音や声をしっかり聴いて歌を歌ったり、絵本を見たり、遊んだりしながら、より良い親子関係が育つように援助します。 |
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お子さんが難聴と診断されたら、すぐ教育を。 ☆ 気軽にお電話ください。 ☆ 次に、見学においでください。 ☆ 入学を希望する場合は、「教育相談」をお受けください(無料です。)。 |
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○ オーディオロジー部 | |||
子どもたちに残されたわずかな聴力を最大限に生かすため、聴力検査をおこない、一人ひとりのきこえに合わせて補聴器を最適に調整し、常に最良の状態で聴けるように保守・管理をしています。 最近では、厳しい聴力の子どもたちも、人工内耳により、音の世界に入ることが、これまでよりはるかに容易になりました。 |
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○ 幼稚部 | |||
赤外線補聴システムを活用しての良い音環境の中で、子どもと先生との1対1の対話、グループ内での対話、そして、歌を歌うことを大切にしています。 教えられたことばでなく、日常生活の中で、自ら獲得したことばでやりとりを楽しみながら、ことばを育てています。 年中・年長になると、一般の幼稚園との交流保育もします。 |
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○ 小学部 | |||
少人数での関わりを生かし、学習活動や行事を通しての取り組みの中で、子ども一人ひとりの思いに寄り添い「人と話す楽しさ」と「自分でやってみる楽しさ」をたくさん経験することを大切にしています。 友だちや先生と心を通わせ共感しあう中で、伸びやかで自主的な学習意欲が育っています。 |
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○ 中学部 | |||
本校で最後の3年間を過ごす中学部は、基礎学力をつけることに重点を置きつつ、一般の中学とほぼ同じカリキュラムで授業を行っています。 また生徒会活動、部活動、夏期学校、学芸会などは中1〜中3まで全員で取り組んでいます。 卒業後は普通高校または公立ろう学校高等部へ進学後、短大、大学に進む生徒もいます。 |
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○ 生徒数および教職員数 | |||
生徒数 2024年4月現在 | |||
ライシャワ・クレーマ学園 0歳〜5歳 計 18人 幼稚部 年少、年中、年長 計 11人 小学部 1年〜6年 計 28人 中学部 1年〜3年 計 5人 総 計 62人 |
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教職員数 2024年4月1日現在 | |||
教育職員 (非常勤を含む) 計 46人 非教育職員 (同 上) 計 20人 |
○ ご支援のお願い
一人ひとりの子どもに行き届いた教育を行うためには、相応の教師数が必要であり、補聴器や補聴システムの維持管理にも資金が必要です。したがって、私立学校としての経営は苦しい状況にあります。 国と東京都からの補助金を受けつつ、足りない分を国内外の多くの方から支えられての歩みとなっております。 |
日本で唯一の、聴覚のみを活用した聴覚障がい児教育をこれからも維持するためにも、ぜひともご支援をお願い申しあげます。 |
ご寄付については、本校ホームページ内の「ご支援」のページで詳細をご覧ください。 |
また、聴覚障害教育を理解していただき、継続的に支援してくださる後援会員を募っています。 |
年会費 個人会員 1口 5,000円 賛助会員 1口 1,000円 法人会員 1口 30,000円 |
創立100周年記念事業のための募金へのご協力に感謝申し上げます
本校は、2020年の4月に、創立100周年を迎え、記念事業として、一部校舎の改修工事を行いました。 聴覚に障害を持つ子どもたちのために、より聴きやすくなった環境の中で、聴覚主導の人間教育を一層前進させて参る所存です。 この度は募金等様々な形でご支援くださいまして心からの感謝を申し上げます。 多くの皆様からのお支えを頂いて100年の歩みを進めてくることができましたこと、心から感謝いたします。 また、さらなる教育の前進のために、引き続きのご支援をお願い申し上げます。 |
ご連絡、お問い合わせは、下記へどうぞ
学校法人 日本聾話学校 | ||
〒195−0063 東京都町田市野津田町並木1942 TEL:042−735−2361(代) FAX:042−734−8292 |
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https://www.nrg.ac.jp/ |
(240502更新)