重症心身障害児(者)施設
島田療育センターの事業
昭和36年(1961年)に、日本で最初の重症心身障害児施設として開設されました。
医療法による病院であると同時に、児童福祉法による生活の場であり、
多くの専門職が協力し、医療ならびに各種リハビリテションサービス、
生活援助・指導や教育を通じて、ひとりひとりの残存機能の開発と維持を図り、
社会の一員として生活していくことを目的に、日々の療育を行っています。
重症心身障害児とは | |
☆ 重度の知的障害と重度の肢体不自由をあわせもつ児童です。 ☆ 自分の力では動けない人が多いので、車椅子での移動が欠かせません。食事を食べさせてもらうなど、生活のほとんどを介助してもらいます。 ☆ ことばによる意思疎通は難しいですが、豊かな感情を持っています。なかには、常に医療や看護の手厚い ケアが必要な人がいますが、そういう人も人との触れ合いが大好きです。 |
|
年齢が18歳以上になっても、重症心身障害があれば、児童福祉法に基づき、施設に入所することができます。 |
○ センターの事業内容 | ||||
入 所 定員 233人 ほかに 短期入所枠が 9人、医療緊急入所枠が 1人 | ||||
入園して療育することが必要な重症児(者)を東京都等の措置により受け入れます。 短期入所は、支援費制度利用によります。 |
||||
入所者の生活 | ||||
6つの病棟に分かれて生活しています。朝7時に起床、夜8時に就床と、日課に沿って規則的に過ごしますが、その合間には、リハビリ訓練や音楽・感覚遊び等の活動に参加します。 学齢期にある10人近くの入所者は、東京都立多摩桜の丘学園にバス通学し、15人近くは同校島田分教室に通って小中高12年間の学校教育を受けています。 春の大遠足、秋の「わいわい祭り」などの園内行事への参加や、訪問ボランティアによるコンサート、小中学生との交流会、動物とのふれあい運動など多彩なイベントが生活に楽しみとうるおいを加えます。 |
||||
デイケアセンター 定員 45人 | ||||
在宅の重症児(者)を対象として東京都の委託により、治療訓練、日常生活訓練など、昼食および入浴サービスを行っています。 | ||||
短期入所 | ||||
家族の病気や冠婚葬祭等で家庭での介護ができなくなったとき、障害児(者)自身の病気で入院が必要なとき、短期間の入所ができます。 | ||||
外来診療 〜 小児科、整形外科、リハビリテション科、児童精神科があります。 | ||||
発達支援センター | ||||
発達障害に関する支援を総合的に行う地域の拠点をめざし、2006(平成18)年5月に発足しました。 発達障害児(者)およびその家族からの相談に応じ、適切な指導や助言、または問題の改善に有用な各種事業を行っています。 |
||||
1.相談支援 | ||||
外来療育相談・施設支援事業、情報誌「ネットワークしまだ」の発行 | ||||
2.独自事業 | ||||
* グループ活動 年中・年長児グループ指導、土曜日子どもサロン「遊びのひろば」「音楽のひろば」、 小学生土曜日活動「S・フレンズ」 * ペアレントトレーニング * 心理相談(個別) ほか |
||||
3.情報発信 | ||||
就学に向けての情報交換会、心理相談講演会 | ||||
4.受託事業 | ||||
多摩市学童クラブ巡回相談、多摩市ひまわり教室支援、多摩市健康センター発達健診・心理相談 八王子市保健センター3歳児健診、日野市障害者医療相談 ほか |
||||
地域療育等支援事業 | ||||
在宅支援訪問療育等支援事業 施設支援一般指導事業 |
||||
ほっとステーション | ||||
入所利用者や地域の障害児(者)への活動支援をしています。 印刷、花壇、椎茸 など |
||||
訪問看護、訪問リハビリテーション | ||||
訪問看護 | ||||
医師の指示による医療処置・医療機器管理や、医療処置・医療管理に関する物品・注入物受け渡し、食事・入浴・清潔・排泄の援助、療育生活・介護についての相談・アドバイスを行っています。 | ||||
訪問リハビリテーション | ||||
医師の診察および指示に基づき、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が、運動機能および日常生活動作能力の維持および向上を目的として、呼吸・身体機能の管理、摂食指導等や介助法のアドバイスを行っています。 | ||||
日中一時支援事業 | ||||
近隣市の地域生活支援事業の委託を受け、重症心身障害者の日中一時支援事業(土曜日)を行っています。 食事、入浴、健康管理 |
||||
○ ご理解とご支援のお願い | ||||
☆ ボランティアを常時募集しています。定期的に講習会も開いています。 利用者の話し相手、衣類の補修、外出の付き添い、お祭りやイベントの手伝いなどをお願いしています。 |
||||
☆ ボランティア基金を設けています。ご寄付をぜひお寄せください。 |
○ ご連絡、お問い合わせは、下記へどうぞ
社会福祉法人 日本心身障害児協会 島田療育センター |
||
〒206−0036 東京都多摩市中沢1−31−1 TEL:042−374−2071、2072 FAX:042−372−9363 |
||
http://www.shimada-ryoiku.or.jp/ |
(100730更新)