自然公園財団の事業


わが国の優れた自然の風景地は、国立公園などの自然公園に指定され、
「子孫からの預かりもの」として未来へ引き継がれるとともに、
今を生きる私たちにも、やすらぎ、学び、ふれあいの場を提供しています。

自然公園財団は、国立公園などの自然公園のなかの大勢の人が訪れる特定の地域で、
公共施設の維持管理 や 美化清掃 などの諸事業を実施し、
利用者が自然と楽しくふれあえるように、お手伝いをしています。

自然公園には三つの種別 自然公園法に基づき、国立公園、国定公園(現在58か所)、都道府県立自然公園(現在310か所)の三つがあります。
年間の利用者は、合せて約9億人にのぼります。
日本の国立公園の数は 1931(昭和6)年に国立公園法が制定され、1934(昭和9)年3月に、瀬戸内海、雲仙、霧島の三つの国立公園が誕生しました。
現在の国立公園数は34、合計面積は令和4年3月末現在で、220万ヘクタール、国土の5.8パーセントを占めています。
いちばん新しい国立公園〜奄美群島国立公園
(平成29年3月指定、34番目)
鹿児島県の南部に位置し、国内最大規模の亜熱帯照葉樹林が広がるとともに、大陸や日本本土との分離・結合を繰り返した島々の地史を背景に、アマミノクロウサギをはじめとする多種多様な固有で希少な動植物が生息・生育しています。世界有数の速度で今も隆起するサンゴ礁段丘、琉球石灰岩の海食崖やカルスト地形、世界的北限に位置するサンゴ礁、マングローブや干潟等多様な自然環境を有しており、その豊かな生物多様性が評価され、令和3年7月、沖縄県のやんばるや西表島とともに世界自然遺産に登録されました。
また、このような自然環境の中での日々の暮らしで育まれてきた伝統的な人文景観も特長的です。
公園面積は、陸域4万2196ヘクタール、海域3万3082ヘクタール。

   自然公園財団の事業

○ 駐車場の管理   
    公園利用者が安心して自然とふれあえるよう、自動車をお預かりしたり、道案内をしています。   
  利用者に負担していただく駐車料は、施設利用・環境整備協力費として、公園の美化清掃や施設の維持管理の費用に使われます。   
○ 公園施設の維持管理   
    遊歩道の除雪や倒木の処理
橋や木道の補修
標識類の作製・修理 など
 
 
○ 自然環境の保全管理   
    荒廃した自然植生の復元
外来植物の除去 など
 
 
○ 公園の清掃美化   
    自然公園の美しさを保つためには、毎日の清掃が欠かせません。
ゴミのない きれいな環境づくりをし、ゴミ持ち帰りを呼びかけています。
 
 
○ 公衆トイレの清掃・管理   
    いつも清潔で気持ちのよいトイレであるように、清掃・管理をしています。   
○ ビジターセンターの運営などの自然ふれあい活動   
    ビジターセンターなどの施設を管理し、各種展示物による自然のしくみや公園の見どころの紹介をしています。
また、観察会や、自然解説など、自然にふれあい、親しむ機会を提供しています。
 
 
☆ 事業活動の場は、全国に19か所   
    北は、知床(北海道斜里町、知床国立公園)から、南は、高千穂河原(鹿児島県霧島市、霧島錦江湾国立公園)まで、
全国 19か所の支部で、事業活動を実施しています。
 
 
☆ GGG国立・国定公園自然事業への協力   
    各地の国立公園などで行われているボランティア活動を支援するための 公益財団法人ゴルフ緑化促進会(GGG) による助成に関して、申請の受付、審査などの業務の協力を行っています。   
○ 普及啓発   
  「國立公園」誌の発行 (国立公園協会から承継、年10回)  
  「自然公園の手びき」 〜 自然公園関連資料をコンパクトにまとめた1冊です。   
  自然公園情報誌の発行
 *「パークガイド」 (オールカラー B5版、全13巻)
 *「パークナビ」 (オールカラー A5版、日本語版全4巻、英語版全2巻)
 
     各地の自然情報が満載のエリアガイドブックです。
 観光情報誌とは一味違う内容で、修学旅行などの教材としても活用されています。
 
 

      ○ ご連絡、お問い合わせは、下記へどうぞ


一般財団法人
自然公園財団
〒101−0051
東京都千代田区神田神保町 2−2−31 ヒューリック神保町ビル2階
   TEL:03−3556−0818
   FAX:03−3556−0817
https://www.bes.or.jp/

(220912更新)